はじめに
こんにちは!
Googleが提供する対話型AI「Gemini」。Webブラウザで手軽に利用できますが、実は「Gemini CLI」というコマンドラインツール(黒い画面で文字を打って操作するツール)があるのをご存知でしょうか?
これを使えば、普段使いのターミナルから直接Geminiと対話できたり、他のプログラムと連携させたりと、活用の幅がぐっと広がります。
「コマンドラインツールって、なんだか難しそう…」と感じる方もいるかもしれません。
ご安心ください!この記事では、開発者の方だけでなく、普段あまりコマンドラインを使わない方でも分かりやすいように、Windows環境でのインストール手順をゼロから丁寧に解説していきます。
一緒にGemini CLIをセットアップして、新しいAI体験を始めましょう!
Step 1: Node.jsのインストール
Gemini CLIは、「Node.js」というシステムの上で動作します。まずは、このNode.jsをPCにインストールしましょう。
1-1. Node.jsインストーラーのダウンロード
- まず、以下のNode.js公式サイトにアクセスします。
https://nodejs.org/ja - サイトを開くと、LTS版(推奨版)と最新版の2つのダウンロードボタンがあります。今回はLTS版(推奨版)である「Windows Installer (.msi)」をクリックして、インストーラーをダウンロードします。

1-2. Node.jsのインストール
ダウンロードが完了したら、ファイル(node-vXX.XX.X-x64.msiのような名前です)をダブルクリックして、インストールを開始します。

基本的に、設定は変更せずに「Next」をクリックしていけばOKです。
- Welcome to the Node.js Setup Wizard 「Next」をクリックします。
- End-User License Agreement 「I accept the terms in the License Agreement」にチェックを入れて、「Next」をクリックします。
- Destination Folder インストール先フォルダです。特に変更せず「Next」をクリックします。
- Custom Setup インストールする内容です。ここも変更せず「Next」をクリックします。
- Tools for Native Modules 追加ツールのインストールに関する選択肢です。
Automatically install the necessary tools.というチェックボックスがあります。ここにチェックを入れると、Pythonなどの追加ツールが自動でインストールされますが、今回はGemini CLIの利用に必須ではないため、チェックを入れずに「Next」をクリックします。 - Ready to install Node.js 最後に「Install」ボタンをクリックすると、インストールが始まります。
- Completed the Node.js Setup Wizard 「Finish」ボタンが表示されたら、インストール完了です!

1-3. インストールの確認
正しくインストールされたか、PowerShellを使って確認しましょう。
Windowsの検索バーに「powershell」と入力し、「Windows PowerShell」を起動します。

起動したPowerShellの画面で、以下のコマンドを1つずつ入力し、それぞれEnterキーを押して実行してください。
node -v

npm -v

以下のように、それぞれのバージョン番号が表示されれば、Node.jsのインストールは成功です!
C:\Users\YourUser> node -v v22.17.0 <-- このようなバージョンが表示される C:\Users\YourUser> npm -v 10.9.2 <-- このようなバージョンが表示される
注意!!!!!!!!!!!!!!!
npm -v で
npm : このシステムではスクリプトの実行が無効になっているため、ファイル C:\Program Files\nodejs\npm.ps1 を読み込むことが
できません。詳細については、「about_Execution_Policies」(https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkID=135170) を参照してくだ
さい。
発生場所 行:1 文字:1
+ npm -v
+ ~~~
+ CategoryInfo : セキュリティ エラー: (: ) []、PSSecurityException
+ FullyQualifiedErrorId : UnauthorizedAccess
エラーが発生する場合は次の手順でPowerShellでのスクリプト実行ポリシーを変更してください。
管理者権限で起動したPowerShellで次を実行します。
Set-ExecutionPolicy -Scope CurrentUser -ExecutionPolicy RemoteSigned
上記実行後、再度npm -vを実行し、エラーが発生しないことを確認ください。
Step 2: Gemini CLIのインストール
Node.jsの準備ができたので、いよいよ本命のGemini CLIをインストールします。手順はとても簡単です!
- 先ほど開いたPowerShellをそのまま使います。
- 以下のコマンドをコピーしてPowerShellに貼り付け、
Enterキーで実行してください。npm install -g @google/gemini-cli
【コマンド解説】npm installはNode.jsのパッケージをインストールするコマンドです。-gを付けることで、PCのどこからでもgeminiコマンドが使えるようになります。 - インストールが実行されます。
途中でWARN(警告)が表示されることがありますが、これは「npmの新しいバージョンがありますよ」というお知らせなので、特に気にする必要はありません。added ... packagesのようなメッセージが表示されれば、無事にインストール完了です!
より詳細な情報を知りたい方は、以下の公式GitHubページも参照してください。https://github.com/google-gemini/gemini-cli
Step 3: Gemini CLIの起動と初回セットアップ
インストールが完了したら、早速Gemini CLIを起動してみましょう。
3-1. 起動と初期設定
PowerShellで以下のコマンドを入力し、Enterキーを押します。
gemini

初回起動時には、いくつか初期設定が必要です。


- テーマの選択: まず、CLIの見た目のテーマを選択します。カーソルキーの上下で選び、
Enterキーで決定します。今回は「Default Dark」を選択してみましょう。 - 認証方法の選択: 次に認証方法を選びます。今回は、より簡単な「Login with Google」が選択された状態で
Enterキーを押します。(※APIキーを使った認証方法については、また別の記事で解説します!)- ブラウザが自動的に起動し、Googleの認証画面が表示されます。「許可」をクリックして進んでください。
- いつものGoogleログイン画面が表示されるので、Geminiで利用したいGoogleアカウントでログインしてください。
- ログインに成功すると、「Login successful!」という画面が表示されます。この画面は閉じて、PowerShellの画面に戻って大丈夫です。
お疲れ様でした!これで初期設定は完了です。
この設定は最初の1回だけで、次回以降はすぐに会話を始められます。
3-2. Geminiと対話してみよう!

PowerShellに戻ると、プロンプト(入力待ちの > マーク)が表示されているはずです。 早速、何か質問してみましょう。
> あなたは誰ですか?

メッセージを入力してEnterキーを押すと…

このように、いつものGeminiのように自然な言葉で返答してくれます。
Gemini CLIの終了方法
対話を終了したいときは、以下のコマンドを入力してEnterキーを押してください。
/quit

コマンドを実行すると、Gemini CLIが終了し、今回のセッションで利用したトークン量が表示されます。

再び使いたくなったときは、いつでも gemini コマンドで再開できます。
まとめ
今回は、Windows環境にGemini CLIをインストールし、基本的な使い方を解説しました。
- Node.jsをインストールする
- PowerShellで
npm install -g @google/gemini-cliを実行する geminiコマンドで起動し、初回設定を行う
この3ステップで、あなたのPCのコマンドラインから直接Geminiと対話できるようになりました。 ブラウザを開く手間なく、よりスピーディーにAIの力を借りることができます。
ぜひ、日々の情報収集や文章作成、プログラミングの補助などに活用してみてください!









