最近CMでも話題のMagic Leapですが、
日本語の開発者向け情報が他の有名どころのデバイスと比較して、
若干少なかったので少々苦労しました。

同じ苦労をする人が一人でも減るように願いを込めて
(あと私自身が忘れて困らないように…)
開発する上で必要だった下準備をメモに残していきます。


バージョン情報

Unity 2019.3.4f1
Lumin OS v0.98.10
Lumin SDK 0.24.0
OS Windows10


環境構築

最初はテンプレートプロジェクトをベースにビルド…までの手順を
公式のドキュメント通りに行うことを私は推奨します。

新しいプロジェクトを作成して設定するより遥かに時短です。
こういうめんどうなことはできるだけ頑張らずに、
一刻も早く楽しい実装の時間に移りましょう。


Magic LeapのDeveloperページの通り行えば良いのですが、
私もそれがわかっていながらビルドするまでにかなりの時間を要したので、
もう少し丁寧に順を追ってメモして行こうと思います。

ですので、まずは下記リンクを参考に頑張ってみて、
詰まったらここに帰ってくる…みたいな感じでもいいかもしれません。

開発環境構築まで

magic leap developer : Install the Tools

テンプレートシーン入手から簡単なデモアプリ作成まで

magic leap developer : Unity Setup


環境構築の手順

アカウントの作成

開発者として、環境構築するには、
まず開発者アカウントを作成する必要があります。

下記リンクへ飛び、メールアドレスを入力し、
ワンタイムのパスコードを入力すればOKです。
いろいろ出てくる規約の同意画面を進んでいけば完了します。
以後のログインも同様にワンタイムのパスコード入力が必要となります。
アカウント作成リンク

初回登録時でもなぜかSign Inと出ますが、
登録はこの画面からで間違いないです。


Magic Leap Lab

Magic Leap Labというツールを入手します。

Magic Leap Labを使えば、
ビルドすることなく実機でのプレビューを行えたり、
ログをみれたり、実機無しでEditor上でシミュレートできたり、、
とにかく色々できるようになります。

下記リンクから入手できます。
WELCOME TO THE LAB

入手後、Magic Leap Labを開いた状態で
右上のPackage Managerを選択して
プラットフォームに応じたLumin SDK等をインストールします。


プラットフォームの追加

Magic Leapに作成したプロジェクトをビルドして動かすためには
Luminというプラットフォームを追加する必要があります。

Unity Hub経由でEditorをインストールした場合
Editorインストール画面で右上の点が三つある場所を選択すると
下記画像のように、モジュールを加えるという選択肢が表示されるので
Luminを追加すればOKです。

EditorをUnity Hub経由でインストールしていない場合
画像のようには表示されない場合があるのでアンインストールしたのち、
再度Unity Hub経由でEditorをインストールした方がいいかもしれません。


テンプレートプロジェクトの入手

下記リンクに飛ぶとダウンロードが始まります。
Unity-Project-Template-0.24.0

名前が気に食わない場合はダウンロードして展開したのち、
お好きな名前に変更してください。

プラットフォーム変更

展開したプロジェクトを開いてプラットフォームをLuminに変更します。

SDKのパスを設定

PrefarenceExternal Toolを開いて
保存先のパスをLuminの項目の箇所に入力します。
/Users/ユーザー名/MagicLeap/mlsdk/v0.24.0

ML Certification

アプリをビルドする際には署名が必要なようです。

Certificatesのページに飛んで、
署名を発行、ダウンロードして好きなとこに保存します。

最初にプライベートキーが自動でダウンロードされるので、
その後、certという拡張子のファイルを
ダウンロードボタンからダウンロードします。



Unityに戻り、Publishing Settingsを開いて
ML Certificationを登録します。

MLDB

Androidで言うところのadbコマンドのようなものです。
コマンドを入力するといろいろな機能が実行可能です。

今回はWindowsにおけるmldbコマンド実行の方法をメモします。

下記のパスをWindowsの環境変数に設定します。
/Users/任意のユーザー名/MagicLeap/mlsdk/v0.24.0/tools/mldb

環境変数の設定は、下記画像を参考にHome画面から環境変数を編集を検索し、
編集画面を開いて行います。


あとは下記画像の通り、Pathを選択した状態で編集をクリック
環境変数の編集ウィンドウで新規をクリックし、
先ほどのmldbが保存されているパスを貼り付ければ準備完了です。

何も問題なければもうビルドできるはず、、、です。


ビルドまでの詰まりポイント

★開発者モードにならない

デバイス側で開発者モードを設定する必要があるのですが、
デバイスがWi-Fiに接続されていないとDeveloper項目が表示されません
Developer設定 (Home画面上部の歯車マーク)Device
と進んでいくとあります。

★デバイスが認識されない

Magic LeapはHubと呼ばれるものを中継して
デバイスをPCにつなぐ形となってます。

TypeCの接続が3か所あり、つなぎ方が1通りではないので
勘違いをしたつなぎ方のままデバイスが認識されず、
かなりの時間を使ってしまいました。

正しい繋ぎ方は下記リンクの通りです。
Hub computer connection troubleshooting.

★初回ビルド時のビルドエラー

初回ビルド時にMLDBがエラーを吐くことがあります。(私の環境下だけ?)

Build and Runではなく、Buildした後に
下記コマンドで実機へインストール
してあげれば
2回目以降、問題なくビルドが通ります。

mldb install <mpkファイルのパス>

★Bundle Identifierエラー

大文字を使うとエラーを吐くというただそれだけのことです。
Project SettingsPlayerOther Settingsを確認すればOKです。

プラットフォームがLuminになっているかどうかも
合わせて確認しておくのが最善です。


最後に

なかなか時間がかかりましたが、
それに見合った開発時の快適さが手に入りました。


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