SwiftUIは発表されて1年以上経過し、シンプルなUI作成方法で知られているので、今回試してみました。
SwiftUIの新規プロジェクトを作成する
今までの新規プロジェクトの作成手順とほぼ同じく、ユーザーインターフェースで「SwiftUI」を選ぶだけでできます。

SwiftUIプロジェクトの構成
プロジェクトを開くと、ディフォルトのContentView.swiftファイルがあります。これは最初の画面として表示されるもので、HelloWorldが表示されています。
- ContentView.swiftにて、ソースコードでUIの作成ができる
- キャンバスにて、ドラッグ&ドロップでUIの構築ができる
- インスペクタペインにて、いろんな設定ができる


SwiftUIのUI部品の名前はstoryboard時代と少し変わっています。
例えば、文字列を表示する場合、SwiftUIでは Text を使用します。
面白いのは、習慣でサーチバーに「Label」を入力したら、検索結果に「Text」もきちんと表示されました。

SwiftUIでリストを作ってみる
今回は、簡単なリストを作ってみました。
使ったUI部品は
- List、UIKit の UITableView に相当する
- HStack、UIKit の UIStackView に相当し、ビューを横にレイアウトする
- Image、UIKit の UIImageView に相当する
- Text、UIKit の UILabel に相当する
以下のように、10行くらいのコードで、簡単なリストが作成できました。

ソースコードも読みやすいため、リストのアイテムを構造体に作成して利用することも可能です。

まとめ
SwiftUI のメリット
- 宣言型のSwift構文なので、変更があれば storyboard のようなXML 形式より分かりやすい
- ビルドしなくても、動的なUIのプレビューが確認できる
- 非常に少ないソースコードでUI画面が作成できる
SwiftUI のデメリット
- 成熟していないフレームワークなので、UIKit の全ての機能が SwiftUI 化していない
- iOS13以降でないと使えない
今回SwiftUIを試してみて、従来のソースコードの画面開発より簡単にiOSアプリがつくれるのが分かりました。
依存OSの関係で、SwiftUI案件での利用はまだ時間がかかりますが、今のうちにSwiftUIを勉強しておくと良いのではないでしょうか。