2021年になってからメタバース という言葉が頻繁に聞かれるようになりました。
このメタバースの定義自体は色々と言われていますが、この記事では3D仮想空間上で何かしらのアバターを介してコミュニケーションをとるということに着目しています。
自分自身を3D仮想空間上に投影するためにアバターを利用するのですが、0から作るのはなかなか大変な作業になります。
そこで今回は3Dのアバターを1から作るのではなく、パーツを選んだりパラメータ調整したりするだけでできるものをピックアップしてみました。
VRoid Studio https://vroid.com/
ピクシブ株式会社より提供されている人型のモデルを作成するアプリケーション
イラストよりのキャラクターモデル
Ready Player Me https://readyplayer.me/
Wolf3Dより提供されている人型モデルを作成するアプリケーション
ブラウザで利用可能
イラストよりのキャラクターモデル
MakeHuman http://www.makehumancommunity.org/
オープンソースの人型モデルを作成するアプリケーション
実写よりのキャラクターモデル
DAZ STUDIO https://www.daz3d.com/
DAZ3D社より提供されているアプリケーション
一部機能は有料になりますが、無料で結構な範囲が利用可能
Metahuman Creator https://www.unrealengine.com/ja/metahuman-creator
Epic Gamesより提供されているアバター作成システム
ブラウザで利用可能
モデルはアンリアルエンジンで利用可能
実写よりのキャラクターモデル
試してみた
今回は特に写真だけでできるので、「Ready Player Me」と「DAZ STUDIO の Face Transfer」を試してみました。
お題
弊社ホームページ社員インタビューから写真を拝借して生成してみます。
Ready Player Me
手順
・ My Avatarsを選択
・ Create New Avatarを選択
・ body type / Masculine を選択
・ 写真を選択
・ Generate
結果
DAZ STUDIO
手順
・WindowメニューのPanelsの「Face Transfer」を選択
・写真を選択
・Genderを選択
・Generate
結果
注意:制限版は保存3回まで/ロゴが額にはいります/Windowsでのみ生成可能
まとめ
どちらも手順もシンプルでほとんど手間なくモデル生成ができてしまいました。
特殊な形式というわけでもないので別環境に持っていくのもだいぶ道筋がみえます。
・ Ready Player Me => glbファイルでダウンロード
・ DAZ STUDIO => fbxで出力
もちろんこのままでは、表情など細かい部分はまだまだ調整する必要はありますが、
写真一枚からこれが生成されるというのはすごい時代になったと思います。
メタバース関連でこの辺の分野も注目を浴びているようなので今後どうなっていくか楽しみですね。