あらすじ

Difyで会社案内向けのチャットボットを開発する記事のボリュームが非常に多くなったため、前編と後編に分けて書いていくことにします。

前編はこちら。

https://gaprot.jp/?p=28383

1. はじめに

(※本件ですが、ローカルで動作するチャットボットの作成が記事のテーマのため、外部への公開方法については今回の記事の対象外とします)

システム開発部のTです。
前編で基本的なチャットボット機能を実装しました。

後編では、今回のメインの会社案内機能の実装をします。

会社案内ということで、弊社アップフロンティアの会社案内ができるようなボットにするため、公開されている弊社の情報をAIに理解してもらい、ユーザーからの質問に回答できるようにしていきたいと思います。

2. 進め方

以下のイメージで進めていこうと思います。

  1. 会社情報を取得
  2. 取得した情報をDifyのナレッジに登録
  3. チャットボットに登録したナレッジを反映
  4. 動作確認

3. 会社情報を取得

自社の情報なので簡単に入手できそうですが、非公開情報も含まれているとなると簡単とはいかなさそうです。
総務にお願いすれば、確かに情報は得られるとは思いますが、それでも非公開情報に手を出してしまう恐れもあります。そういったリスクを回避しながら、公開情報のみを取得したいですよね?

公開情報で一番わかりやすいのが、Webに公開されている情報です。
これをリサーチして、無造作に手に入れる方法はないものか・・・。
実はあるんです。

最近、いろいろと界隈で騒がれている(いた?)DeepResearchです!
これならWebに公開されている情報のみを取得することができるので、この方法でやってみようと思います。

DeepResearchで情報収集

ChatGPTのDeepResearch機能を使ってみます。
調査した結果をQ&A形式で出力するように依頼してみました。
今回、以下の内容の依頼を出してみました。

アップフロンティア株式会社の会社情報をリサーチし、その情報をもとにユーザーからの問い合わせ一覧を日本語でQ&A形式にしてください。

フォーマットは、
Q:(質問事項)
A:(回答内容)
としてください。

1問1答形式でお願いします。
可能な限り200問以上で生成してください。

以下の例ではモデルを「o1 pro」にしていますが、「o1」でも問題ないかと思います。
(4oは質問抜けなどが目立ったので、o1がおすすめです)

Research中・・・

返答が来ました。
いい感じです。

上記で取得した情報をテキストファイルに保存します。

以上で会社情報の収集は終了です。

4. 取得した情報をDifyのナレッジに登録

次にDifyのナレッジに登録していきます。
画面上部にある「ナレッジ」を押下してください。

「ナレッジを作成」を押下してください。

今回はテキストファイルを読み込ませるので、「テキストファイルから・・・」を押下し、アップロードの「参照」を押下してください。

生成済みのQAファイルを選択。

そのまま「次へ」を押下して進みます。

続けてチャンク設定等の画面に遷移します。

まずは「チュンクをプレビュー」を押下してください。
(ボタンが「チュンク・・・」になっていますが、おそらく「チャンク」の誤りでしょう・・・)

結果が表示されましたが・・・、URLが邪魔しているので、チャンク設定の「すべてのURLとメールアドレスを削除する」にチェックを入れてから、再度プレビューしてみます。

今度は問題なさそうですね。
いい感じです。次のインデックス方法の設定に進みます。

インデックス方法については、推奨の高品質を選択してください。
デフォルトが高品質だと思うので、そのままでいいかと思います。
埋め込みモデルを選択できるので、「text-embedding-3-large」を選択してください。
上記はOpenAIのAPIを利用することになるので、設定されていない方は前半編を見直してください。

最後に検索設定ですが、推奨されている「ハイブリッド検索」を選択します。
今回は「ウェイト設定」とし、その他の値はデフォルト値としました。

「保存して処理」を押下します。
無事にナレッジを作成されました。

5. チャットボットに登録したナレッジを反映

再びスタジオに戻り「UPFTボット」を開きます。
コンテキストの「追加」を押下してください。

「参照する知識を選択」が表示されます。
いくつか選択肢がありますが、先ほど生成された「UPFTQandA.txt…」を選択します。

コンテキストに反映されたことを確認し、「リフレッシュ」を押下してください。

これで準備OKです。
これより動作確認してみましょう!

6. 動作確認

プレビュー画面で動作確認してみました。

いい感じですね!
他にも質問して、特に問題なければ次の公開に進みましょう!

7. アプリ公開

これで全て準備できました。
早速アプリを実行してみましょう。
画面右上の「公開する」押下でメニューが表示されるので「更新」ボタン押下で変更を反映後、「アプリを実行」を押下してください。

実際にアプリを使ってみます。

完成しました!!!!

まとめ

前編、後編にわたって説明していきましたが、いかがだったでしょうか。
今回、全てノーコードで進めることができました。この程度であれば、開発工数半日もせずに完了させることができます。

今回はサンプル的にアプリを作ってみたので、面白おかしく案内人をロボット的にしてみたので、実際に公開する場合はもう少しビジネス的な会話にしていく必要がありますが、いろいろと可能性は広がるのではと思いました。

興味持たれた方、ぜひチャレンジしてみてください。



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